赤ちゃん番茶とは「京番茶」または「浅炒り番茶」と呼ばれているお茶のことです。なぜその通称で呼ばれるようになったかといいますと、カフェイン含有量がゼロに等しく、赤ちゃんが飲んでも安心というところからその名がつきました。
赤ちゃん番茶がカラダに優しいその理由は『カフェイン含有量がゼロに等しいから』という理由だけではありません。カフェインは刺激作用はありますが、決して有害物質と呼べるものではなく、その効能をカラダが必要とすることもあるものです。
『カフェインがゼロ=身体にいい』ではないのです。
ただし、カフェインがゼロに等しいならば、このお茶の何が身体に良い作用をもたらしているのか。そこですよね。
ここで登場するのが、この赤ちゃん番茶にたっぷり含まれている「ポリサッカライド」という、なんだかヒーローっぽい名前の成分です。
これは、体内で砂糖などの糖分の吸収を抑え、また、腸内で脂質や炭水化物(糖分)の吸収を最小限にし、余分なものを体外に排出するという働きを一手に引き受けてくれているのです。
ですから、高血圧・高血糖でお悩みの方、体重増加(メタボ)にお悩みの方には、大変ありがたいお茶なのです。余談ですが、流々亭のお番茶は、京都は宇治の玉露畑で秋に手摘みした茶葉を丹念に手炒りする製法で、『秋番茶』は最もポリサッカライドを含んでおります。
水出しがいいの?煮出しがいいの?
カフェインがゼロに等しいことと、ポリサッカライドというヒーローみたいな成分がいることは前記で述べました通り。
ただし・・・ポリサッカライド成分は、『熱に弱い』という弱点がありますので、高血圧、高血糖、メタボ(ダイエット)でお悩みの方には『水出し』が効果的です。
晩の内に水出しポット(お持ちでない方は、お茶パックに細かく砕いた茶を詰めたもの・もしくは茶葉そのまま)に茶葉を入れて、翌朝から飲まれるとよろしいかと思います。長時間の煮出しによってポリサッカライドの成分が破壊されてしまい、抽出されなくなってしまいますので、水出しのお番茶でも「温かいお茶が飲みたい」という場合は、水出しをしたお茶をレンジでチンしてお飲みください。
それ以外の方(赤ちゃん・妊婦さん・眠れない方・お薬を服用中の方など)は、煮出しでも構いませんし、急須でじっくり抽出してお飲みいただければと思います。水出しとはまた全然違うお番茶の香ばしさを味わっていただけるのは煮出しの特徴です。お好みではありますが、私は5分ほど煮出したお番茶を飲むのが好きです。ケーキなどのお菓子とも大変愛称がよく、紅茶のような「渋み」がないので、お口の中がずっとサッパリして食が進みます。
お番茶は日々のご家庭に最も寄り添って歩んできました日本の家庭の一員です。
どうぞ、今後とも変わらぬ流々亭の赤ちゃん番茶の味をお届けいたしますので、ご安心のうえ毎日ご賞味いただければと思います。